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創業者は魯迅の庇護者だった 歴史ある中国専門書店
内山書店の歴史は、1917(大正6)年、上海から始まる。創業者の内山完造さんの妻である美喜さんが北四川路魏盛里の自宅玄関先で本を売り始めたのが最初。その後、1924(大正13)年に向かいの空き家を買い取って本格的な書店となり、在上海日中文化人のサロンとなる。完造さんは上海で危機の迫った魯迅を庇護したり、著作の代理発売元になったりと深く関わっている。日本へ進出したのは、完造の弟である嘉吉さんで、1935(昭和10)年に世田谷の祖師ヶ谷大蔵に、中国専門書店である東京内山書店を開店した。その2年後に神田一橋に移転。現在のすずらん通りの店舗は、1968(昭和43)年に移転し、1985(昭和60)年に改築されたものだ。
取り扱っているのは、日本で出版された中国関係の書籍、DVD、CDなどが約4割。後の6割は、中国、香港、台湾などから輸入された書籍、雑貨など。ジャンルは問わずにありとあらゆるものを扱っている。人気があるのは、中国語を勉強する人のための教材。ここには中国で子ども達が実際に使っている教科書や参考書などもそろっているので、そういうものもよく出ている。研究者や、学生よりも一般のお客さんのほうが多く、ビジネスマンやカルチャーセンターで習っている人が目立つという。
専門店ならではと思わせられるのが、中国の地方都市の地図がそろっていることだ。1枚地図も、冊子もあるので、旅行に便利。また、最近特に人気なのは、武術や太極拳のビデオCD(中国ではかなり出回っている記録形式。日本ではパソコンでのみ視聴可能)だ。書籍の中の写真で見るよりも、実際に動いている画像が見られるので、より理解しやすい。やはり、全体を見渡しても視覚にうったえるような商品が増えているという。
全体の約9割が新刊で、3階の半分強くらいのスペースのみが古書の棚。スペースは小さくても、手に入りにくいものをそろえている。文革時代のものや、中国でも見つかりにくいもの、日本の絶版書など、注意して探せば、掘り出し物が見つかるかも知れない。
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| 『??三国的近?代史』 |
| 中韓3国共通歴史教材委員会(編)/社会科学文献出版社/2005年 |
| 中国・日本・韓国の学者が共同執筆した歴史読本の中国版。日本で出版された日本版のタイトルは『未来をひらく歴史』 |
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