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藤沢周平や司馬遼太郎など 時代小説がズラリ
2000(平成12)年2月に開店した海坂書房は、時代小説の専門店だ。店名の「海坂(うなさか)」とは時代小説作家、藤沢周平の小説の舞台として登場する架空の藩名である。店主の吉本春彦さんは、大の時代小説好きで、好きな作家はやはり藤沢周平だ。
「時代小説の魅力は、現代小説では気恥ずかしくてなかなか表現できない人間模様や感情をストレートに表現しているところや、その時代背景や登場人物の織り成す世界を娯楽として堪能できるところ。勧善懲悪や妖怪話など、ファンタジー性に富んでいるのもいいですね」と吉本さんはいう。
店内には池波正太郎や司馬遼太郎、藤沢周平などをはじめとする時代小説が整然と並ぶ。書棚は作家別のあいうえお順に整理されていて、お目当ての本を探しやすい。客がゆっくり本を選べるよう、机と椅子が置いてあるのも嬉しい配慮。来店するのは、時代小説好きの、中高年の男性が多い。膨大な作品を読みこなしている客から、店主が教わることも多々あるそうだ。
本の仕入れは、買い取りがほとんどで、時代小説好きのコレクションがここに集まってくる。気になる本があれば、店主に声をかけてみよう。例えば、林不忘の『大岡政談』は、実は『丹下左膳』の前身であるということなど、時代小説の歴史や作品に関わるエピソードを聞くこともできる。
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| 『銭形平次捕物控』(一) |
| 野村胡堂(著)/富士見書房/昭和56年 |
| 『八犬伝』(上・下巻) |
| 山田風太郎(著)/朝日新聞社/1993年 |
| 『赤ひげ診療譚』 |
| 山本周五郎(著)/新潮社/昭和62年 |
| 『蝉しぐれ』 |
| 藤沢周平(著)/文藝春秋/1997年 |
| 『幻の声 ~髪結い伊三次捕物余話~』 |
| 宇江佐真理(著)/文藝春秋/2002年 |
| 『燃えよ剣』(上・下巻) |
| 司馬遼太郎/新潮社/平成15年 |
| 店主の吉本さんが悩みぬいた末、「時代小説を読むならこれでしょう」とおすすめしてくれた6作品。 |
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