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小川図書(おがわとしょ)
[外国書] 英米文学、英語学、言語学、日本学、洋雑誌
17世紀初頭から現代までの
英米の辞書を収集

 1930(昭和5)年に創立した頃は、国内の一般書を扱っていたが、1982(昭和57)年から洋古書専門店としてフルチェンジした。扱うのは、洋雑誌、英語学英文学、辞書の3本柱。洋雑誌は、すべて1970年代以前のもので、『ヴォーグ』や『ハーパース・バザー』、『ELLE』などのファッション誌から、『タイム』や『ライフ』などの時事誌、そしてスポーツ誌や『エスクワイヤ』『プレイボーイ』などまで豊富にそろう。ファッション誌は年代別に、時事誌は各年ごとに、といったぐあいにジャンルごとに分類の仕方まで変えてくれる配慮が嬉しい。文学は『千夜一夜物語』や『現代アメリカ文学全集』、『S.ラニア全集』などの全集ものはもちろん、演劇や評論、詩学まで幅広い。

 そして、古い欧米文献を読むのに欠かせないのが、当時の辞書である。ここは、イギリスならサミエル・ジョンソン、アメリカならウェブスターを中心に、古くは17世紀の初頭から現代まで、英米の辞書の歴史をたどっている。なぜか。店主の涛川和夫さんは古辞書の必要性についてこう説いている。
「辞書というのは現代で使われない言葉は削ってしまうので、今となっては廃語化した当時の言葉、特に流行語は現代辞書には存在しません。ですから、その時代特有の言葉が散りばめられた文献を読む際には、その言葉の背景を知るためにも、当時の辞書が欠かせないんです」
 さらに「辞書というのは、その時代の文化や背景を表す、端的な本でもあります。例えばサミエル・ジョンソンの辞書には、その言葉がシェイクスピアのどの作品に用いられたかについても詳述している。ということは、当時の辞書を読むと、その時代を風靡した文学作品の一部まで窺い知ることができるんですよ」と。

 なるほど、古い文献を求める際、その時代の辞書と併せて購入すれば、より堪能できるのだ。この話だけでも辞書の魅力が伝わるが、涛川さんおすすめの『英米の辞書』を一読すると、辞書がどういう歴史をたどってきたかなど、辞書の奥深き世界をより実感できる。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『英米の辞書』
J・R・ハルバート(著)、中西秀男(訳)/北星堂書店/昭和32年
英米における辞書の輪郭や歴史的な変遷などが記されている。
 
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