BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
奥野かるた店(おくのかるたてん)
[趣味・芸術] カルタ、ゲーム、玩具、古書
新旧のカルタやゲームがそろい踏み
誰もが驚く“遊びの館”

 カルタ専門店だと思い、レトロなイメージを抱いて店内へ入るのは、ちょっと待ってほしい。左右に分かれた入り口のショーウィンドウを見ると、左に懐かしいかるたが置かれているかと思えば、右には最新ゲーム機や人気玩具がずらり。新旧のおもちゃを集めた「遊びの館」。これが奥野かるた店にふさわしいキャッチフレーズだ。

 創業が1921(大正10)年という老舗。神田に店を構えたのは1952(昭和27)年。もともと店主の祖父が将棋の棋士であり、駒を作る職人でもあった。1階奥に陳列されている将棋・囲碁のコーナーを見れば、奥野かるた店のルーツがうかがえる。2階にはかるた、室内ゲームなどがずらり。おなじみの百人一首はもちろん、人気の『宮澤賢治 木版歌留多』『正楽 寄席かるた』、斉藤孝の『声に出して読みたい日本語4』(草思社)でも紹介された『お料理いろはかるた』ほか、『お魚かるた』など、人気の復刻版かるたも勢ぞろい。温かな作風の木版画家として知られる川上澄生の『川上澄生とらむぷ繒』や、コドモノクニの童画で知られる武井武雄や中原淳一のかるたもある。

 かるたやゲーム関連の書籍も豊富で『タロット大辞典』(図書刊行会)などのハウツウ本から、かるたに関連する『川上澄生全集』(中央公論社)、『宮澤賢治全集』(筑摩書房)などの文芸書もある。また、店奥のガラスのショーケースには、日本の知育玩具のルーツともいえる組木をはじめ、ヨーロッパの珍しいチェスなどがそろう。商品アイテム数はかるただけでも200~300種、ゲームを含めると500種。骨董的な価値が高い江戸期のかるたコレクションは、2001(平成13)年に軽井沢に開設された「小さなかるた館」(夏季のみ営業)でも見ることができる。
「『日本にこんな店があるんだ』なんて、お客様にびっくりしたように言われると、素直にうれしいねぇ」
 と、店主の奥野伸夫さんは笑う。遊び心満載の館に、今度はどんな商品が陳列されるのか、目が離せない。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
宮澤賢治 木版歌留多 普及版
伊藤卓美(筆)/任天堂
宮澤賢治の童話、詩歌などの50作品を題材に、絵札と字札の合計100枚で構成。なぜか心に響く賢治ワールドをカルタで再現。
 
店舗データ
千代田区神田神保町2-26
TEL:03-3264-8031
FAX:03-3230-1512
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ホームページ
http://www.okunokaruta.com/
営業時間/休日
11:00~18:00(日・祝12:00~17:00)/第2・第3日曜
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