BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
玉英堂書店(ぎょくえいどうしょてん)
[古典籍] 古典籍、自筆物、初版本、限定本、近代文学、探偵小説
2階稀覯本ルームは
一見の価値あり

 創業者の斉藤英一郎さんが本郷湯島天神下に古書籍の貸本屋業を始めたのが1902(明治35)年。現在の場所は、1926(大正15)年に支店としてオープンした。その後、本郷店が戦災で消失してしまったことを契機に、神保町だけで営業。1961(昭和36)年には現在のビルが建った。

 店頭にはガラスケースが置かれ、テーマに添った展示がなされている。1階の棚にはこのところ探偵小説が増え、奥のガラスケースには初版本も並んでいる。探偵小説の棚を見ながら店の奥に進むと自然に2階の稀覯本と肉筆のフロアへの階段に続くような導線になっている。

 玉英堂はもともとちょっと趣味的な本を扱っていたのだが、稀覯本を扱いだしたのは、現店主である3代目の斉藤孝夫さんだ。「やっていくうちにそっちに興味が移ってきて、それまで店売りだけだったのを稀覯本を集めて目録を出したんです。それが、1969(昭和44)年。しかし、やっぱり実際に見たいという方、そして見ると欲しくなる方がいらっしゃるので、1980(昭和55)年には、2階に稀覯本ルームを開設しました」

「お客様も年齢とともに、1階から2階というふうに上がっていらっしゃるんです。例えば、漱石が好きな人なら、だんだん初版本が欲しくなり、肉筆原稿が欲しくなりとなっていく。そういう感じで、長くおつき合いがしたいですね」と斉藤さん。だから、玉英堂の2階は、見るだけでもどうぞ、という姿勢だ。客のほうでも、今は見るだけでも、いつか買うことのできる客に成長するぞという意欲がかき立てられる。

 現在は、古典籍や自筆ものを孝夫さん、初版本や限定本を四代目の良太さんが担当している。ホームページも良太さんの担当で、最近リニューアルしたばかり。「初めて来店する人が安心できるようお店の雰囲気が伝わるような作りにしています。また、稀覯本についてもみんなインターネットに載せているので、ぜひご覧ください」と良太さんは話す。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
吉屋信子 自筆葉書
柴田四郎宛/ペン字7行/昭和30年6月28日
昭和30年6月28日、作家吉屋信子が同じく作家の柴田四郎に宛てた葉書。ペン書き7行、氏名印あり。「頂戴の『立像』で、お力作を拝読いたしました。~」との書き出し。
 
店舗データ
千代田区神田神保町1-1
TEL:古書部03-3294-8044、稀覯本部03-3294-8045
FAX:03-3219-5313
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ホームページ
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