BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
魚山堂書店(ぎょざんどうしょてん)
[趣味・芸術] カメラ史、写真史、国内外写真集、デザイン
写真好き、アート好きの宝島
品ぞろえは1万アイテム以上

 ひときわ鮮やかなオレンジ色の扉が、魚山堂ワールドへの入口。古書店特集などで「写真」「カメラ」といえば、必ず名前が挙がる店。しかし、「もともと、写真は扱っていなかった」と店主の伊藤俊一さん。仏教書に強い東陽堂で修行したあと、1992(平成4)年に独立。独立直後、品川区旗の台に店を構えたとき、ある客から大量に写真関連書を仕入れたことが転機に。2002(平成14)年に神保町へ移り、現在の店に落ち着く。当初は写真関連の店として、神保町でもアヴァンギャルドな存在だった。他店にはないもの斬新なものを追い求めた結果、あることに気づく。「古本自体が“古い”のだから、先端を追う必要はない」と。

 店主のポリシーに添って集められた写真関連の書籍、雑誌、作品類は総数1万アイテム以上。なかでもお宝アイテムのひとつが『偉大なる建設 満州国』(昭和18年)と題されたパンフレットだ。制作は、戦時中の日本の対外宣伝誌『FRONT』を創った東方社。当時、日本最高の技術と知性をもつ制作者たちが創造した“グラフィズム”は、いま見てもとても斬新だ。戦後、戦争責任の追及を逃れるため、ほとんど焼却されたという。この店に売られているのが不思議なほど、貴重なパンフレットである。
 書棚には、明治37年刊行の『写真術階梯』(東京小西本店)といった古書から、アメリカのティーンエイジャーの生態をカメラに収めた『The perfectchild food』(LarryClark 1995)といった現代アーティストによる写真集まで多岐にわたり、それは写真芸術の奥深さともシンクロする。

 お洒落なギャラリー風の店内は、本が見やすく、選びやすい。入口の右手奥には可動式の保管用書庫がある。店頭に並ばない膨大な在庫は、ここで管理され、番号ひとつで即取り出せる仕組みだ。写真やアートに興味がある人たちが時間を忘れて遊べる本の宝島は、神保町駅のA3出口そばにある。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『公衆浴場』
下出源七(編)/彰国社/昭和31年
昭和31年当時は娯楽施設としても人気だった、東京天然温泉、亀戸温泉、船橋ヘルスセンター、芳泉、大松浴泉、上の湯の6ヵ所の公衆浴場を写真や図面で紹介。
 
店舗データ
千代田区神田神保町2-14-6 谷地ビル2階
TEL:03-5211-6003
FAX:03-5211-5488
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ホームページ
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