BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
源喜堂書店(げんきどうしょてん)
[美術・版画] 美術、写真集、絵画、和本
棚には店側の意思がこもっている
和本から洋書まで美術本が充実

「ついつい通いたくなる」というデザイナーやクリエイターの客が多い店。自然光たっぷりの明るい店内に、1冊1冊に日本語のたすきがかけられた洋書がずらり。店の歴史は50年をこえる。大正時代、渋谷で骨董道具店としてスタート。先代が青山で古書店を始めたものの、空襲にあって今の場所へ移転した。神保町の外れにあったことに加え、当時、古書業界では新参者の立場は弱かった。そんな事情もあって、先代は他店がやらない「美術」に目をつけたという。現在は、3割が美術(古美術を除く日本の美術、西洋の美術)、3割が洋書、残り4割がその他(建築、工芸、古美術など)だ。

 人気があるため品薄なのは、西洋美術書の翻訳版のうち、何度も出版されていない作家のもの、50~60年代の海外グラフィックデザイン関連の書籍や雑誌だ。「翻訳ものを出す出版社が減ったので、ジャコメッティー(スイスの彫刻家)は以前3万5000円、3万6000円ぐらいでしたけど、今は5万円以上もします。逆に、バブル崩壊や阪神大震災を境に、『教養を高めるために本を買おう』という人が減って、値下がりした本もあります。『奈良六大寺大觀』(岩波書店)14巻セットはひところ10万円以上していたのが、今は数万円。昔、高く買った美術書を手放す方には『買い取り価格は安くなってしまいますが、いいですか』と聞かざるをえない」と、スタッフの鈴木章夫さんは話す。

 仕入れは社長も含めて4、5人で担当。そのときどき、どんな本が求められているのか、常にアンテナをはりながら、それぞれが面白いと思ったものを仕入れている。「特定の棚だけをさっと見て帰る人が結構いますが、残念です。ぜひ全部の棚を見ていただきたい。新しく棚に入れた本を見つけてもらったり、店内で1万円の本を2000円に下げて外に出したら、すぐ買ってもらったりすると、僕らも張り合いがあります」と鈴木さん。
 ホームページでの販売が非常に伸びている。日本の60年代の美術書、オリジナルの写真集などは、海外からの引き合いも多い。「先の先のことまで考えながらやっていかないと、長く店を続けるのは無理でしょうね」という鈴木さんの言葉が印象的だった。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『GREAT BALLS OF FIRE! (SFアートと性)』
Harry Harrison(著)/Pierrot Pub/1977年
SF作家ハリー・ハリスンによる、SFイラストにおける性の歴史。SF文学と性の関連性についても記されている。カラーイラスト満載。
 
店舗データ
千代田区神田小川町3-1
TEL:03-3291-5081
FAX:03-3291-4155
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ホームページ
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営業時間/休日
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