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クラシック愛好家が信頼を寄せる 老舗の音楽専門店
古賀書店の創業は大正の初頭で、音楽専門店となったのは昭和の初めの頃。以来、一貫して音楽に特化し続けてきた。神保町に最近増えつつある、ロックやパンク、それに関連するファッションや映画などを取り扱うサブカルチャー系の専門店とは異なり、この店はあくまでも音楽一本、中でもクラシックを主流としてきた。 クラシックに関するものなら楽譜や伝記はもちろん、専門書や研究書、音楽家の資料も豊富にそろうので、ここを訪れる客の中に音楽専門学校の学生や音楽評論家など、実際にクラシック音楽に携わる人たちが多いというのも頷ける。
細長い店内の入り口近くには、クラシック以外のジャズやタンゴ、シャンソンやケルト音楽など世界中の音楽に関する本が並び、思わず見入ってしまう。店の奥はほとんどがクラシック関連の本で埋められている。バッハやドビュッシー、モーツァルトなどといった大作曲家の音楽理論や伝記、エッセーに始まり、クラシックの歴史を紐解く音楽史がずらりと並ぶ。音楽之友社の『音楽美の探求』のように新刊書店でもなかなか扱っていない理論書や、全音楽譜出版社の『音楽史』のような一般には入手不可となっているものも置いてある。
神保町に古書店は数あれど、この店だけの隠れた名物と言えば、「じっくりと本を眺める白いマスクの人たち」という光景だとか。さて、その正体は…。店主の古賀慎志さんが答えを明かす。 「声楽科の生徒さんですよ。喉を大切しないといけないでしょ。だからマスクをしているんです」
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| 『ALL HIT Tango ALBUM ~オールヒット タンゴ 名曲集~』 |
| 日本楽譜出版社/昭和15年 |
| 戦争で英語が使用できなくなるぎりぎり手前に発刊されたもの。「このようなものは裏で隠れて回し読みしていたんでしょうね」(古賀さん) |
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