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うずたかく詰まれた歴史書は 学者・専門家にとって宝の山
店主の石井秀一さんは、学生時代から文化・歴史に興味があり、当時から本に関わる仕事がしたいと考えていた。「現在の出版事情・流通事情の中では淘汰され、消えていってしまう、本当に学問に必要な貴重な本をお客様にお届けしたい」という思いで1988(昭和63)年4月に開店したのがこの店である。展覧会・即売会などにも出店しているほか、インターネット販売も実施。目録はホームページから簡単にダウンロードでき、欲しい本がリストから探せるようになっている。
路地裏の一角にあるこの店は歴史書を中心に、社会科学の専門書も扱っている。主に、経済学、政治学、法律学、社会学、歴史学など。近代史のなかでは、アジア史全般に力を入れており、特に日本の旧植民地関係書籍や、戦前に出された戦時軍事体制についての記述のある本が多い。書棚を見ると『比律賓(フィリピン)に於ける華僑』や、『支那産業の現状』、昭和16年に大蔵書記官であった長谷川安次郎が記した『仏印ニ関スル報告』といった本が並ぶ。
店内には大量の書籍がひしめきあい、うずたかく積まれている。これらは全て貴重な絶版本を含め学術書や資料であるという。来店するのは、歴史、文化人類学、アジア史、日本史の研究をしている学者や研究者、大学院生などが多い。アジアやアメリカからわざわざこの店に書籍を買い求めに来る客もいるそうで、価値がわかる人にとっては、まさに宝の山である。
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| 『支那治外法權史』 |
| オー・フランケ(著)、前原光雄(訳)/慶應出版社/昭和19年 |
| 19世紀から20世紀初頭にかけて、帝国主義列強がアジア諸国に対して押し付けた、治外法権などの不平等条約に関する歴史を綴った本。 |
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