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岩波書店とみすず書房が2本柱 あくまで店売り主義を貫き通す
南海堂で修行した先代が、1950(昭和25)年に独立して開いた店。品ぞろえの中心は岩波書店の学術専門書で、全集、辞典などがそろう。学術書の草分け的な存在である『岩波全書』がほぼ全冊あるのも、この店ならでは。
先代がもともと知り合いのいた岩波書店と深くつながりを持つうちに、自ずと店にある本が岩波ばかりになり、いつのまにか岩波書店専門店と呼ばれるようになっていた、と現店主の武精一さんは言う。 「出版社別に取り扱いをしている店ってほとんど無いでしょうね。普通しない、と言うか。でも岩波はやっぱり特別です。切り口が巧妙で、しっかり校正がなされている良書が多いんです。学生さんにはこうした本を史料として是非勉強に使ってほしい。それと同じことがみすず書房にも言えますね。精神医学や西洋哲学、旬の話題ならみすずでしょう」 岩波の本ほどではないが、みすず書房も本棚の3つを占める。
店内の大きな木製の本棚が目立つ。「木の本棚にこだわりたかった。木はぬくもりがあって落ち着きますから」と武さんは言う。目の前のお客さんにどうやって本を見せるか、どうやって居心地良い空間を作れるか、そんなことを考える楽しみも店売りならでは。目録販売はせず、今後も店売りのみでやっていくそうだ。
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| 『二葉亭四迷全集』(全9巻) |
| 二葉亭四迷(著)/岩波書店/昭和39年~昭和40年 |
| 初版本で全巻そろっている。岩波書店の本が安価で手に入るのはこの店ならでは。 |
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