BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
叢文閣書店(そうぶんかくしょてん)
[歴史] 東洋史、日本史、伝記、宗教史、神道、民俗
店主が何年も探し続けてきた
東洋の歴史書が棚を埋め尽くす

 1967(昭和42)年に文京区で創業し、79(昭和54)年に神保町に店を移した。取扱う書籍は当時から一貫して、江戸期から近代までに出版された東洋の歴史書が中心だ。陳列方法は、時代別ではなく、インドネシア、カンボジア、フィリピン、台湾、韓国、朝鮮、沖縄、北海道など地域別。棚には、『支那の農民生活』など当時の風俗や生活の諸相を詳述した書物が多く、興味をそそられる。
 歴史書の他には、例えばインドの棚に行くと、哲学書『ウパニシャット全集』や『カーマスートラ』、日本の棚には、『広文庫』や伝記類など、やはり当時のその国の人々の思想や生活が垣間見られる書物ばかりで、知的好奇心が刺激される。

 店の棚に並ぶさまざまな書物に共通するのは、その年季の入りようである。背表紙からして古そうな上に、手にとると紙の状態からさらに古い本だなとしみじみ感じ入ってしまう。「もう何年も探し続けて、ようやく手にいれた本ばかりですから。在庫のほとんどは市場経由ですが、市場に行く際は、お客様から頼まれていた本を念頭に置いて、例えば『この人に関する資料はないか』と、目的の本から系統立てて仕入れるようにしています」と、市場に本を探しに行った店主の矢島好夫さんの代わりに奥さんが話す。

 店主の珍品への追求心や、その結果充実した専門書の棚に引き寄せられ、足しげく通うお客は、研究者がほとんど。中には、ヨーロッパやアメリカ、韓国など海外からはるばる資料を探し求めに来店する研究者もいるとか。そうしてわざわざ足を運んできてくれたあらゆるお客のために、入り口近くには、荷物置き場の机を置いている。

「この机を置いたのは、実際に本を手に取って見てもらうため。安い本ばかりではないので、中身を見て納得していただかないといけないでしょ? 椅子はね、年配のお客様も多く見えるし、年配の方でなくても探し歩いて疲れた体を休めていただければと、用意しました」
 連日、市場で書物を探し歩いている店主ならではの配慮だろう。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『慶長以来 國學者史傳』
逸見仲三郎(編著)/靑山堂書房/大正15年
「うちにある、もっとも平均的な本かもしれません」と薦めてくれたのは、慶長時代以来の、国学に関する人の歴史を綴った本。
 
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