BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
田村書店(たむらしょてん)
[文学] 近代文学・外国文学、詩、独仏洋書、哲学、人文科学
圧倒的な全集の品揃え
店頭の特価セールも人気

 1919(大正8)年、和本・漢籍の店として、現在の店の7、8軒隣にオープンした。関東大震災後に、現在地に移転。終戦直後の1945(昭和20)年に三代目である現店主の奥平智さんが引き継いでから、洋書や翻訳物も扱うようになった。現在はふたりの息子、兄の晃一さんが1階の文学書や人文科学書、弟の禎男(よしお)さんが2階の洋書を担当している。

 入り口両脇には神社の千社札のように、全集の値札がこれでもかと言わんばかりに、数限りなく貼られている。実際、扱っている全集の数が多すぎて、実物はお店の人に頼んで出してもらわなければならないほどだ。1階の扉をくぐり左通路に入ると、右手に、内田百閒、永井荷風、太宰治、谷崎潤一郎などの初版本がならぶ。いずれもセロファン紙がかけられ、丁寧に扱われている。彼らの研究書も古典文学の研究書とともにむかいの棚に並べられている。奥には棟方志功や鏑木清方などの画集もある。

 右通路には、『リルケ全集』『ランボオ全詩』などの翻訳ものが並ぶ。奥にはギリシャから近代までの哲学書やその研究書もある。「あるレベル以上のものしか置きません」と、晃一さん。西洋の古典にはとくに力を入れているそうだ。
 入り口左手の、「千社札」の並ぶ細い階段を昇ると2階の洋書コーナーだ。こちらは個人宅の書斎にまぎれこんだかと思うほど整然と本が並ぶ。フランスの文学や哲学、ギリシャ・ラテンの哲学書など、いずれも原書でそろえられている。『ゲーテ全集』は文学だけではなく科学論文まで含むゲーテの全著作を網羅した貴重なもの。

「最近は料理の本(原書)、挿絵本、革の装丁本が個人のコレクターに人気がありますね」と禎男さん。高級古書のならぶ田村書店だが、店頭では「日本一質が高い」と言われる特価セールが行われ、いつもたくさんの人でにぎわっている。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『即興詩人』
森林太郎(著)/春陽堂/大正6年
?外の本名、森林太郎の名前で出版されている。革装丁の文庫本だ。
 
店舗データ
千代田区神田神保町1-7
TEL:03-3291-0563
FAX:03-3295-0039
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メールアドレス
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ホームページ
http://www.tamurashoten.com
営業時間/休日
10:00~18:00(洋書部のみ~19:00)/日、祝
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