BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
南洋堂書店(なんようどうしょてん)
[自然科学] 建築
古書から新刊洋書、雑誌まで
建築専門50年の重み

 建築専門書店とうたって50年。初代はいろいろなジャンルを扱っていたが、先代の二代目からは建築一筋できた。コンクリート打ちっぱなしの店舗は、1980(昭和55)年竣工。筑波総合体育館、パキスタン最高裁判所などを手がけた土岐新の設計だ。

 お店には、学生、研究者、建築事務所の関係者などが入れ替わり立ち替わり訪れる。お目当てが決まっているからだろうか、長居客の少ないこともこの店の特徴。1、2階は古書、和書、雑誌のバックナンバー、3階は新刊中心の洋書。古本から新刊、特価本、雑誌のバックナンバーまで、建築に関するものを新旧問わず見られるのが売りだ。以前より古書の比率が増え、全体の4割を占める。1点ものの古書は、何十万円のものがすぐ売れることも。「店頭に出すと同時にホームページにもアップするのですが、3~4人のお客さんが1冊をめがけて集中することもあります。皆さん好みがはっきりしているので、高額書から先に売れます」と、スタッフの平賀加奈子さん。ホームページはスタッフ6人で分担して毎日更新。買い取り価格の目安が書かれ、リクエストはメールでも受け付ける。

「ホームページでの注文が増え、来店者数は減る傾向です。建築事務所で働いている方は忙しくて、なかなか外に出られませんからね。先代が扱う本を建築専門にしたのも、大学の建築関係の先生の要望に応えてのことだそうです。店自体がお客様のリクエストによって成り立っているといっても過言ではありません。できれば大勢に直接、来店してほしいですね」。平賀さんはそう話す。今後、4階のギャラリースペースを使って展覧会や建築家の講演を行う計画もある。

 2007年8月、若手建築家に設計を依頼し、1階2階部分を大幅にリニューアルした。かつての表通りに面した入り口は全面ガラス張りのウィンドウに。通りからもお洒落な店内を見ることができ、足を止めて覗き込む通行人も多い。また中2階は天井にあった森の写真を使ったパネルも取り外し、新たな吹き抜けの空間に生まれ変わった。新旧取り混ぜて独自のスタイルを築き上げているあたり、神保町の「今」を感じさせる店である。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『JA57 2005年 SPRING ~文化遺産としてのモダニズム建築DOCOMOMO100選~』
新建築社(編)/新建築社/2005年
「JA」とはJAPAN ARCHITECT(建築家)の略。
 
店舗データ
千代田区神田神保町1-21
TEL:03-3291-1338
FAX:03-3291-1340
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メールアドレス
info@nanyodo.co.jp
ホームページ
http://www.nanyodo.co.jp
営業時間/休日
10:30~18:30/日、祝
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