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日本書房(にほんしょぼう)
[文学] 国語、国文学、古典籍
松尾芭蕉の研究書だけで300冊
国語研究の知恵袋的古書店

 1948(昭和23)年、学校や図書館に国文学の古書籍を納める専門店として、水道橋駅前の白山通りにオープンした。現在の建物は1985(昭和60)年ごろに建てられたもので、うなぎの寝床のように細長い。高齢の店主にかわって現在は息子の西秋忠男さん、孫の輝彦さん・幸男さんが切り盛りする。

 店頭のワゴンには『漢字の読み方』『源氏物語の世界』などの一般向け書籍が特価でならんでいるが、店内に天井まで並ぶ書籍のほとんどは研究書や辞典。『万葉集』『源氏物語』などの古典、松尾芭蕉をはじめとする俳句、国語文法・辞書、方言辞典・解説書などがジャンル別、テーマ別に整然と並べられている。研究書は、芭蕉だけで約300冊、王朝文学になると約500冊もある。近代国語を築いたと言われる国語辞書『言海』は、大型本からポケットサイズまですべての版がそろう。
 近年は和本などの古典籍にも力を入れているそうで、和とじの『紫式部日記』『伊勢物語古意』などが平積みになっていた。一方で、国文学系の雑誌や研究書は、新刊本も扱っている。

 客層は大学教授や院生・学生が中心だが、近年、小中学校や高校の先生の姿が目立つとか。目録販売は、年2回で、各回約1万2000タイトル。地方の大学からも注文が来る。「新しい本も日々入荷していますよ」と、輝彦さんは柔らかい物腰で、そつなく語る。かたわらで黙々と新入荷本の整理をしていた幸男さんは、対照的に無口な職人気質のようだ。
「目的の本の隣に新しい発見があるかもしれませんから、定期的に足を運んでほしいですね」(輝彦さん)

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『言海』
大槻文彦(著)/六合館、吉川弘文館/明治37年
明治時代から昭和21年まで、約1000刷が発行され、近代日本語の形成に大きな影響を与えたといわれる歴史的な国語辞典。
 
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