BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
文華堂書店(ぶんかどうしょてん)
[歴史] 軍事、伝記、日本史、政治、外交史
陸軍中野学校からヒトラーまで
戦争関連書籍の宝庫

 決して大きいとはいえない店内にびっしり置かれた戦争関連書。狭い通路前には、目当ての本探しに没頭する数人の男性客が折り重なるように並ぶ。入れ替わり立ち代り、さまざまな人が来店するのに驚く。「なかには、毎日来る人もいますから」と話すのは二代目店主の仙波正昭さん。創業が1937(昭和12)年のこの店は、戦争関連書籍を専門に扱う店として神田でもピカイチの知名度だ。

 一口に戦争といっても、こちらの専門は日清戦争以降の本だ。戦史をはじめ、武将の伝記、外交史、連隊史、洋書、雑誌のバックナンバーなどがジャンルごとに配列されている。なかでも目立つのが、正面奥の書棚にあった分厚い一冊、『陸軍中野学校』。もともと部数僅少で、「業界内で10部ほどしか出回っていない」と仙波さんがいうように、極めて貴重な一冊である。ほかに、『日本ファシズムの源流』、『ヒトラーと第三帝国』など、ファシズムやナチスに関する書も多い。

 先代が戦争関係の本を集めるようになったのは、戦後、復員してきた矢先、「いずれ戦争ものの価値があがる時代がくる。いまのうちに集めておいたほうがいい」と、ある客からアドバイスがあったからだ。それ以来、一貫して戦争関連書を扱う店として今日まで歩んできた。「戦争を扱う書店としては当時、ライバルはいませんでした。戦争がタブーだったのか、誰も商売にしていなかったのです」と仙波さん。
 時が経ち、最初は軍隊経験者がメインだった客層も、前述したように広がりをみせている。今後は、船、飛行機、戦車関連の書籍を充実させる予定だ。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『20世紀の戦争』
三野正洋(著)、田岡俊次(著)、深川孝行(著)/朝日ソノラマ/1995年
1901年から1994年の間に世界各地でおこった戦争や紛争を網羅した1冊。著者の巻頭言には、平和へのメッセージが込められている。
 
店舗データ
千代田区神田神保町2-3-12
TEL:03-3262-0422
FAX:03-3262-0422
MAPを見る
ホームページ
http://bunkado.jimbou.net/
営業時間/休日
10:00~18:30/日
Copyright(C) 2005 Association Press. All Rights Reserved.  協力:神田古書店連盟 神保町へのアクセス方法このサイトについて