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自然科学系の学術書専門店 数学関連は随一の品ぞろえ
神保町に店を構えた1941年(昭和16年)から60年以上。もともと理工学書の専門店だったが、現在では、医学、建築なども含む自然科学全般を広く扱っている。「神保町には医学、建築、植物それぞれの専門店があり、在庫量ではかないませんが、うちは全般を網羅しています。ただし、数学関係はいちばん多いと思います。化学をやる人にも建築をやる人にも数学は必要ですから」というのは、三代目の平尾浩一郎さん。
学術書が多く、硬い店というイメージもあるが、実は読み物、趣味的な本や雑誌も扱っている。古いラジオや時計の修理の本は、探している人が多く、入荷すればすぐ出てしまう。この10年ほど入荷・売り上げとも飛躍的に伸びているのは、数学、化学、地学、物理、建築、電気関係などの洋書。未訳本はもちろん、日本語訳が出ていても原著で読みたい人が多いのだ。送料・手数料なしで、海外の店より数千円安く買えるのは大きなメリットである。建築関係の意匠・デザインを扱った名著は、高値であっても入荷次第、すぐ売れてしまう。
店頭の特価本にはいつも人が群がっていて、回転が大変早い。「何か売れたら、すぐ別の本を補充していく感じ。技術書のハンドブックの旧版など、店内で7000円だったものでも店頭だと1000円、2000円で並べます。どんどん新しい本が出てくるので、動かないものにはどんどん見切りをつけていかないと」。最近は物理と数学、物理と化学など、学問と学問の間の境目が次第になくなりつつあり、どちらの書棚に本を入れたらいいのか悩むことも少なくないという。また、ホームページにも力を入れていて、顧客が探している本が見つかったらメールで連絡するサービスも行なっている。
ここ数年、昭和40年代に神保町で生まれた若手陣が、各老舗の古書店の三代目として店を仕切るようになってきた。この店も多分に漏れず、老舗ならではの持ち味と、三代目ならではの新しい感覚が共存している。
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| 『月刊 無線と実験 第28巻・第11号』 |
| 誠文堂新光社/昭和16年11月1日 |
| 1924年(大正13年)創刊。大半のラジオ雑誌が休刊した戦中の1945年(昭和20年)も、合併号を出しながら頑張っていた雑誌である。 |
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