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デザイン書の“カウンセリングショップ” 顧客の6、7割が企業・研究機関
都営新宿線・岩本町駅のA5出口から地上に。雑居ビルが立ち並ぶ街を歩くこと約3分。千代田岩本町郵便局の近く、周りのビルとは趣きを異にする大きな窓、金属製のおしゃれな扉の建物の2階に「パージナ」がある。
オフィスと店舗スペースを共有しているこの店は、お客さんがどのような分野に興味を持っているのかを聞きながら、1册1册店主の桑野素弘さんが本棚より取り出して紹介していく、いわば「デザイン書のカウンセリングショップ」だ。メインは、50~60年代を中心としたイタリア・モダン・デザイン関連とヨーロッパ、アメリカ、日本などのグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築関係の本、写真集など。
桑野さんは、ファッション関係の商社でサラリーマンを十数年経験の後、2000年に地元大阪で古書店業を始めた。そして2003年、大企業や様々な研究機関が集中する東京に進出。サラリーマン時代からデザイン関係の古書を集めることが趣味で、豊富で幅広い知識が、多くの顧客の心をつかんでいるようだ。
「デザインに興味を持つきっかけになったのは、中学生時代に創刊されたポパイやブルータスといった雑誌です。それまで日本で紹介されていなかったモノがたくさん紹介されていて、そのデザインの新鮮さとカッコ良さに今もやられちゃってるんです」と笑顔を見せるが、一方で「今注目されているのは1960年代から70年代のデザイン。なぜかって?その時代につくられたモノのデザインにはデザインの根源的なものがあるからではないでしょうか」と鋭い表情も見せる。
お客さんの6~7割が企業や研究機関。まとまったテーマでの企画をそれらの取引先が行うときなどは、集める資料の古書の選定などをすべて任されることもあるという。しかし、個人でたずねてくれるお客さんも大切にする。「そういったお客さんからの情報に感心させられることが多いです」と話す。わざわざ店まで足を運んでくれる人に「無駄な時間を使わせたくない」と、来店前に予約を受け付ける「予約制古書店」。築60年を越える元倉庫を改築した店内には、桑野さんがヨーロッパなどで集めたおしゃれな小物や家具などもたくさんあり、壁一面に並んでいる約5000冊の古書とともに来店者の目を楽しませてくれる。予約時に探している本など、目的を伝えておくと一層有意義な時間が過ごせそうだ。
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| 『美術手帖 1959年9月号 特集・サルバドール=ダリ』 |
| 美術出版社/1959年 |
| 1948年創刊で現在も美術シーンでのオピニオンリーダー的存在の雑誌・美術手帖。見所の一つに、本文中ほどにある「詩によるタイポグラフィの試み」がある。詩・北園克衛、レイアウト・田中一光、杉浦康平の組み合わせでつくられた6ページは文句なしにカッコイイ。 |
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