BOOK TOWN じんぼう 「本の街」神田神保町オフィシャルサイト
石田書房(いしだしょぼう)
[趣味・芸術] 映画資料、映画雑誌、シナリオ、アート
整然とした棚に並ぶ
映画好きのためのお洒落な空間

 靖国通りから、「自遊時間 三省堂書店」前の道(錦華通り)を入り、千代田区立お茶の水小学校(旧錦華小学校)横を通り過ぎて100メートルほど行った左手に、真新しい赤と白の看板が立っている。店に入ってすぐ左手に、映画の撮影現場等で使われる照明機材が置かれており、この店の専門がなんとなく想像できる。14坪ほどの広さの店内にはジャズが静かに流れていて大人の雰囲気がただよう。

 店主の石田由美子さんは学生の頃から映画製作プロダクションで映画関係の仕事をしていた。出版社に就職、その後結婚してからもフリーランサーとして様々な形で映画と携わってきた根っからの「映画人」。建築家であると同時に、詩作や映画評論など様々な分野で活躍する渡辺武信さんとの出会いが映画にはまったきっかけだそうだ。自身がお気に入りの映画は、1967年日活配給の「紅の流れ星」。古本屋を始めたのは、出版社で社会科学系の本の編集者として活躍していた亡くなった御主人の夢だったからという。

「映画関係の本で根強い人気があるのは、ゴダールやトリュフォーなど、ヌーベルバーグ時代に関するもの。また最近は舛田利雄監督が再評価されてきていて、彼に関する本も人気があります」とのことだ。

「アマチュアの古本屋」と自身のことを称する石田さん。「2004年に阿佐ケ谷でお店を持ちましたが、知りあいだった『がらんどう』さんから、隣が空いたよと教えてもらって、2006年12月、こちらに店舗を移しました。この街はやはり映画に関してもそのほかの事に関しても、物凄く詳しいお客さんが多いです。お客さんからいろいろなことを教えてもらっています」と話してくれた。きれいに整理されている棚は、古本屋を開く前にやっていた雑貨屋時代の癖だそうで、「ちゃんと並んでいないと自分自身、どこに何があったか忘れてしまうんです」と笑う。

 本当はクラシック音楽が好きなのだが、亡き夫も好きだったこともあり、「聴いているとつい思い出して泣けてしまう」のでBGMはジャズにしているそうだ。様々な思いが詰まったこだわりの古本屋である。

3,000円の予算でこんな本が買えました!
『日活映画 No101』
日活事業部発行/昭和39年
日活が定期購読者向けに発行していた日活映画の雑誌。何といっても表紙を飾る石原裕次郎の写真がカッコイイ。特集では一世を風靡した吉永小百合主演の「愛と死を見つめて」のグラビアも組まれている。邦画全盛期の様子が垣間見れる一冊。
 
店舗データ
千代田区神田神保町1-19 藤本ビル2F
TEL:03-3292-7525
FAX:03-3292-7525
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